どうも。リーマン70です。

今回は『電動ドライバー・インパクトドライバーの選び方』です。

前回は電動工具を選ぶ際の充電式とコード式のメリット/デメリットをリーマン70なりにお伝えしましたが参考になりましたでしょうか?⇒前回記事はこちら

なっていれば嬉しい限り、なっていなければもっと良いブログにできるように頑張ります!(気が向いたらコメント下さいね♪)

本当は前回の記事で全て紹介をするつもりでしたが書き始めると意外に文量が多いことに気付いたので分けることにしました。

なので、今回は「電動ドライバー(ドリル)」と「インパクトドライバー」の2つを紹介したいと思います。

ちなみに電動ドライバーとインパクトドライバー(略称インパクト)が別物であることをリーマン70は知りませんでした・・・あなたは、ご存じでしたか??

それでは、この2つの電動工具を紹介します。

電動ドライバー(ドリル)

【用途】下穴あけ、ネジ締め、ナットやボルト締め

【価格】4,000円~50,000円

【ポイント】

・トルク(回転の力)

・クラッチ機能(トルク調整)

・ビット(取り替える先端の部品)の取り付け方式

【説明】

DIY入門編の電動工具。キリ(下穴あけ)や手で回すドライバー(ネジ締め)に対して圧倒的な効率を提供してくれます。

小さな作業~大きな作業まで、DIYをするには必ず持っておきたい電動工具です。

トルク(回す力)

回すことに力を発揮する電動ドライバーの購入時の最重要事項はトルクです!!

トルクとは「回す力」で、これが足りないとネジが締まらず、せっかく買ったのに使い物にならない事になります。

トルクの単位は「NmやN・m」で表され、リーマン70の推奨する値は20Nm前後です。

トルクの低いものでも組み立て家具など、既に下穴があいているものの作業には問題ないですが、DIYで幅広く使用することを考えると20Nm前後が必要になってきます。

 よく、小さな電動ドライバーがホームセンターなどで2,000円前後で売られていますが、あれは既製品の組み立て用と考えた方がいいです。私もDIYを本格的に始めようと思う前に購入しましたが正直全然使えませんでした。手回しに毛が生えた程度です。

クラッチ機能

クラッチ機能とはトルクを調整できる機能のことです。

穴あけやネジを打ち込む材質(木材でも種類によって硬さが違う)でトルクを調整しないとネジの頭が材料に食い込んでしまうことがあるので是非欲しい機能です。

リーマン70がオススメするトルク20Nmの電動ドライバー(ドリル)であれば、大概ついている機能ですが確認は怠らずに。

 ビット(先端ビット)

電動ドライバーは(インパクトドライバーもですが)「ビット」と呼ばれる先端の部品を入れ替えることでドライバー(ネジ締め)やドリル(穴あけ)、レンチ(ボルトやナット締め)になります。

変わり者のビットだと車のワックスがけに使える硬質スポンジが付いたビットなんてのもあります。

ビットの差し込む根本の部分の形状には「六角軸」「丸軸」があります。

何を選択すればいいのか、次の項目で説明しますね。

ビットの取り付け方(ドリルチャックタイプとスリーブタイプ)

ビットの取り付け方は電動工具側の仕様により変化します。

取り付けの方式には「ドリルチャックタイプ」「スリーブタイプ」があります。

【ドリルチャックタイプ】

ドリルチャックタイプは、ハンドルを回してツメで締め付けてビットを固定します。

開閉ができ、ツメで固定するのでビットの形状は「六角軸」でも「丸軸」でも対応可能です。

【スリーブタイプ】

スリーブタイプは、差し込み口の回りを摘まんで引き出し、ビットを差し込んで離すだけで固定できます。

但し、ビットの形状が「六角軸」の物しか使用できませんので注意してください。(丸軸だと空転してしまいますよね)

【選ぶポイント】

ドリルチャックタイプは、しっかりと締め付けて固定できるので「回転したときにブレにくいこと」「ビットの取り付け形状を気にしなくていい」です。

スリーブタイプは、差し込むだけで固定できるので下穴あけ→ネジ締めなどのビットを度々交換する作業を行う際に交換が楽で非常に便利です。但し、差し込むだけなので多少回転したときにブレます。(リーマン70的には全く問題ないレベルです)

上記を踏まえて自分好みの取り付け方式を選んで頂ければと思いますが、既にお気づきの通り、両方に使えるビットの形状は「六角軸」ですので、購入される際にはご注意を。

この後、説明するインパクトドライバーはスリーブタイプのみなので、その上でもビットは六角軸がオススメです。

インパクトドライバー(インパクト)

【用途】コーススレッド等のネジ締め、硬い材料の穴あけ(但し、ビットが折れる危険があるのでオススメしない。)

【価格】15,000円~70,000円

【ポイント】

・電動ドライバーとの違いを理解する

・その上で必要に応じて購入する

・ビット取り付け方式はスリーブタイプのみ

【説明】

インパクト(衝撃)ドライバーと呼ばれる工具ですが、リーマン70もその存在をDIYを始める上で色々調べるなかで初めて知りました。

電動ドライバーとの違い「性能」

インパクトドライバーは、電動ドライバーとどう違うのか?

見た目も似ていますし、何が違うの?と思ってしまいますが大きな違いがあります。

電動ドライバーは、あくまでも回転するだけですが、インパクトドライバーは回転+回転方向に力(衝撃)を加えて、力強く締め付ける電動工具です。

それだけ??と思うかもしれませんが、これが本当に重要です。

この締め付け力により、コーススレッド(釘とネジが合わさったような形の接合力が強いネジ)と合わせて使うと材料と材料をしっかりと固定・接合してくれます。

電動ドライバーとの違い「用途」

では、その締め付け力がどのような用途(場面)で活躍するかというと大型の家具・物置小屋・ウッドデッキなど剛性・耐久力が必要な物を作成する時に使用します。(家の建築は必ずインパクトドライバーが使用されます。もし、されていなければその業者疑った方がいいぐらいです。)

電動ドライバーでも作れない訳では無いですが、完成後の剛性・耐久力には大きな差が出ます。それは材料が大きくなればなるほどです。

電動ドライバーで作業が出きるのはカラーボックス程度の作品まで。テーブル、本棚クラスはインパクトドライバーが必要だと思ってください。(大きさにもよりますがイメージわきましたか?)

これを聞くと大は小を兼ねると思いがちですが、それは違います!

インパクトドライバーは、大雑把なやつでクラッチ機能(トルク調整)が付いていません。

力を使う用途が主なのでその必要がないからです(猪突猛進です)。なので、使用するこちらが最後の微調整をする必要があります。

繊細な調整がいる作業(壁に何かを取り付けるなど)には、電動ドライバーの方が優れています。

大物の作業をする中でも必ず繊細な作業はあります。特に穴あけはインパクトドライバーでは力が強すぎて硬い素材に穴をあけようとするとビットが折れてしまうことがあります。インパクトドライバーが必要なDIYをする人は電動ドライバーも合わせて持っておいた方が失敗なく作業できるでしょう。

電動ドライバーとの違い「スペック」

電動ドライバーの説明でスペック(トルクやビット取り付け等)を説明したのに何でインパクトドライバーでは違いの理解をポイントにしたのか?

「おい、リーマン70説明をサボるな!」とお思いかも知れませんが先に説明した性能と価格帯を見ていただければお分かりいただけるように電動ドライバーからするとインパクトドライバーは、ワンランク上の電動工具になります。

ですので、価格の最低ランク15,000円台のものでもDIYに使用するなら家でもたてない限り十分にあなたの相棒になります!

前回の記事でお伝えした通り、充電式を選ぶのであればバッテリーが2つ付いたものを選ぶか、電動ドライバーと共有出来るもの(同じメーカー等)を選ぶことを気を付けて下さい。

用途が大型のものになる分、使用時間も延びますのでここには注意してください。

それでも、目安が欲しいですよね?

そんなあなたにリーマン70がオススメするのはトルク150Nm以上、打撃数3,000回/min以上です。(トルクの桁が電動ドライバーと一桁違いますよね)

これであれば憧れのDIY的な存在のウッドデッキ作成にも不便はないと思います。

色々書いて多分だいたい説明できたと思いますがタメになりましたでしょうか?

少なくともこの知識で電動ドライバーとインパクトドライバー両方が必要なことを嫁に理解してもらったので大丈夫だと信じています。(全然わからん!でもいいのでコメント下さいね♪)

次回は『後悔しないジグソー・丸ノコの選び方』です。

ではでは。リーマン70でした。