どうも。リーマン70です。
今回のお題は『真鍮でつくる自作焼印(ブランド)』です。
以前、『クリアファイルで簡単オリジナルロゴ作成』でステンシルシートの作り方をご紹介しましたが、今回は本格的に焼印を作成したいと思います。
ステンシルでも自分のオリジナルロゴが入った作品であれば、愛着がわきますよね?焼印でも同じかもしれませんが本格的でカッコよくないですか?いや、いい~んです!!焼印って英語でbrand(ブランド)なんです!そう、正真正銘自分のブランドを持てるんです!!
熱くなりますよね!!胸躍りますよね!!(リーマン70だけではないはず!)と勝手に決めつけて早速本題に入っていきたいと思います。
※今回いろいろ失敗してますがそれもDIY!リーマン70の失敗から学んでください。
完成図
必要なものと作業の流れ
【材料:価格】
※真鍮のブロックはなかなかホームセンターに売っていないです。リーマン70はケイオーD2、カインズホームをまわって無かったので諦めて楽天で購入しました。(東急ハンズには売ってるとの情報あり)
【工具】
※1:タップはネジの溝を作る道具ですが実は「先タップ」「中タップ」「仕上げタップ」とあり、使い分ける必要があります。リーマン70は、そんなこと知らずに中タップだけで作業して失敗してます・・・
※2:「真鍮を切る」にも、「ルーターで削る」にも絶対に「万力があった方が楽(なはず)」です。リーマン70はモンキーレンチで代用しました。マイホームが完成してちゃんとした作業場ができたら万力買おうと決意。(知らんがな。ですね。)
【作業の流れ】
①真鍮カット
②ミニルーターで削る
③持ち手用穴あけ(※)
④組み立て(完成)
※リーマン70は、削った後に持ち手を取り付けましたが、持ち手を先に付けれるようにした方がいいと思います。せっかく完成しても穴あけをミスすると台無しになるので。
途中で仕上がりを試すにもアツアツの真鍮を手にとって自らの手を焼印する根性がない限り、結局持ち手がいるので。(リーマン70は途中で気付き、根性ないので取っ手の作業に移行しました)
それでは、以上の注意点・失敗談も含めながら説明に入ります!
真鍮カット
採寸
まずは、作成したいロゴを真鍮サイズに収まるように印刷して必要な長さに線を引きます。→ロゴ作成はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
カット
線に沿って金切ノコギリで一生懸命カットします!
小さな真鍮を押さえるのか大変だったので余り物の木材で挟んでカットしました。
※ここで万力があれば、本当に楽だったと思います。まだ、社宅住まいなのでマイホーム完成後、購入することに。
気まぐれに嫁が切り終わるまでのラップタイムを測定してくれていました。(笑)
気になる?タイムは、11分53秒!って早いのか遅いのかもわかりませんが、万力があれば・・・
万力代わりの左手は作業終了後、握力を失っていて全然力が入りませんでした。この記事書いてて気付きましたがここでもモンキーレンチ使えばよかった・・・
さぁカットも完了したのでいよいよ削りだ!
※以下は記事の流れ上、リーマン70の作業順で記載していますが、先にお伝えした通り、「持ち手用の穴あけ」以降を優先した方が失敗した時のダメージが少ないです。途中で仕上がりを試すにも持ち手が必須なので。
ミニルーターで削る
とにかくこの作業が一番しんどいです。ミスすると材料も気力も失うので慎重に作業して下さい。
下書き貼り
印刷(反転)した下書き(ロゴ)を切って真鍮にノリで貼ります。(イエーイってノリで貼ってはいけません。イエーイをする場合は一人の時に!リーマン70は嫁にドツかれました。失敗談です。いえ、冗談です。嫁さんは優しいです。です。)
また、ノリはしっかり塗って貼り付けて下さい。文字の間を削っていくとミニルーターの回転の勢いに負けて剥がれてしまいます。
※ロゴは反転させて印刷ですよ!気をつけて下さい。採寸時の画像見てもらえればお分かりの通りリーマン70は危うかったです。
深さの目印
削る深さは木材や硬い素材に焼印するのであれば1mmもあれば大丈夫です。(パンとか柔らかいものには2mmいりそうです。)
ただ、端の方は焼印を入れる際に触れてしまうと四角い枠になってしまうので多めに2mm削ることにして、油性ペンで線を引きました。
ひたすら削る
さぁ、準備万端!後は、ひたすら下書きに沿って丁寧に、そして時には大胆に削るだけです。
リーマン70は2種類のダイヤモンドビットを使用しました。大まかなところや直線部分、枠の部分を掘り下げるのは先端の太いものを使用し、細かな文字の間などは先端の細いものを使用しました。
連続して作業するとミニルーターのモーターが熱をもち、最悪の場合、焼ききれてしまいますので休ませながら作業して下さい。(ルーターの連続して使用時間を確認して、その70%位を上限にしましょう)
また、細かな作業で目を近づけながら作業すると思いますが真鍮の粉が舞うので目に入ると危険です。保護メガネやメガネをして作業しましょう。
以上に気を付けながらせっせと作業。
徐々に形が見えてきました♪
ここで事件勃発!?「F」がズレータ!!?
分かりますか?少し「F」がお辞儀しておます。ピンセットで外して再度ノリ付けして作業再開しました。大事には至りませんでしたが「ノリ付けは改めてしっかりと」を念押しさせて頂きます。
ちょっと事件もありましたが、概ね出来上がったので一度試したくなり、「持ち手用の穴あけ」と「組み立て」を一旦ここで挟みました。試すと下書きが燃えますがここまで来ると無くても見えるので大丈夫です。逆にそこまでは作業しましょう!
どうでしょう?
なかなかいい感じに見えなくもないですが文字と文字がはっきりしない箇所があるので、修正することに。
修正して削り作業完了♪
1日目お昼過ぎから作業を始めたので夕方には騒音になるので、翌朝に持ち越しました。ミニルーターを休めるための休憩も含め延べ3時間ぐらいは削り続けてたと思います。
また、削る時は、古い掃除機の「強」ぐらいの音(伝わる??)がしますので近所迷惑にならない時間で作業しましょう。
嫁は「うるさい」と言い残すと不機嫌に寝室に避難してました。うーん、ご近所だけでなく嫁のケアも必要だったか・・・
持ち手用の穴あけ
順番が前後しましたがこれ以降の作業を削るよりも先にした方がリスク少なく進められます。理由は、以下失敗談を参照に。
下穴あけ
真鍮と持ち手の木材に長ネジをくっつけるためにネジの溝が必要になりますので、その下穴をあけます。
注意して頂きたいことは、一発であけること!何度も出し入れして微調整すると穴が広がってしまいこの後、タップで溝を作れなくなってしまいます。
とは言うものの、真鍮の穴あけは貫通してしまわないか気になりますよね?そういう時は、ビットのどこまで刺せばいいか油性ペンでマーキングしたり、テープを巻いてそれ以上刺さらない様にするといいですよ!
電動ドライバーに鉄工用のビット(5mm)を装着して真鍮の焼印面の裏側と木材の中心に穴をあけます。
中心だしをリーマン70はサボりましたが、心配な方は対角線を線で結んで中心出しを。
ネジ溝作り
タップと呼ばれるネジ溝を作る工具で溝をつけます。
今回、下穴とタップの径の差は1mmとなりますのでタップの径は今回6mmを使用します。
※あなたが準備された長ネジの径とタップの対応径の確認を怠らずに!
さぁ準備万端!
電動ドライバーにタップを装着して意気揚々と真鍮の下穴にウィーン・・・
ん?何かおかしい・・・
空回りする・・・
はい、そうです。真鍮に下穴をあける際に何度も確かめながらやったので、穴が広がってしまいタップがかからなかったのです・・・
無意味な穴がここに一つ・・・ポツン
さて、削り作業はほぼ完成しているのにこれはどうしたものか!?(なので、こっちを先に作業することをオススメしました。)
焼印を上からギュッは出来なくなるが「横にあけるしかない」とうことで下穴を長くできる長手方向にあけ直しました。セーフ(なのか?)。
後から調べてわかったのですが、タップには「先タップ」「中タップ」「仕上げタップ」があり、先タップから順に溝を入れていくのが正しいことを知りました(出前→中→奥と順に溝入れするんですね)。空回りしたのは、いきなり中タップであけたのも原因の一つだったようです。
また、溝入れは繊細な作業なので電動ドライバーは使用せず手巻きのセットが売っているのでそちらをオススメします。
あなたが失敗する前にリーマン70が身をもって失敗しておきました!あなたは、ちゃんと一発で下穴をあけましたよね?うんうん。(やせ我慢)
失敗も楽しむのがDIYと気持ちを入れ換えが必要ですからね!(こんなヘマするのはリーマン70だけか・・・)
というわけで、気を取り直して同じ要領で持ち手の木材にもタップで溝をつけ完了♪(溝が入っているの見えます?)
組み立て(完成)
さて、後は長ネジで真鍮と持ち手の木材を繋ぎます。
真鍮にしっかり閉め込まないと脱落して、意図せぬところに焼印する羽目になるので、持ち手側をある程度の閉め込んだ後に万力やモンキーレンチで真鍮を挟んで固くなるまで閉め込みましょう!
そして・・・完成!!
ついにリーマン70は、オリジナルブランドを手にしたのです!!(ジャジャーン、パチパチ)
早速、試してみます!
初めはローソクでやろうとしましたが、なかなか温まらないので、キャンプ用のバーナーを引っ張り出してきました。
30秒位熱して、エイッ!
いいーんじゃない♪
ちゃんとトンカチとスパナも認識できる!!
上からギュッってできないけどちゃんと熱すれば大丈夫でした!!上からギュッってできないけど。(結構引きずってる)
今回、いろいろ失敗しましたが、何とかリカバリーも出来たし仕上がりには満足♪
あなたも是非、自分のブランドを手に入れて更に楽しいDIYライフを送って下さい♪
ではでは。リーマン70でした。