どうも、リーマン70です。

今回のお題は『物置小屋をDIY-屋根完成編』です。

前回までで随分物置小屋っぽくなってきましたが、まだまだ下地が出来ただけ。

ここまで、行き当たりばったりで進めてきましたが、さすがに完成のイメージを固めながら進めないと後戻りができなくなるので色々考えながら作業しました。

基本通りではない工法で作業していますが、時間がたった今でも雨漏り無しなので、まぁ何とかなっているのだと思います。程よい?手抜き作業の参考に。

 

屋根完成図 

必要なものと作業の流れ

材料:価格

工具 

端材木片は、シングルセメントを塗るときに使用します。

作業の流れ

①水切りをつける

②屋根材を葺く

③扉作成と取り付け

 

水切りをつける

屋根材を葺く前に軒先とケラバに水切りを取り付けます。

本当は水切りをつける前に鼻隠しや破風を取り付けるのですが家に囲まれている建設地なので、雨の吹込は少ないし、見た目も気にならないので取り付けずに進むことに。(垂木の飛び出た部分は後で塗装しよう)

では、軒先水切りを取り付けます。アスファルトルーフィングの下に水切りを入れて垂木の位置にコーススレッドで固定します。(もちろん、下穴空けました)

少し端を飛び出させて、ジグソーで切れ込みを入れてペンチで折り曲げます。(見た目も綺麗だし、少し安全性も上がるかな)

次にケラバに水切りを取り付けますが、本来ならケラバ用の水切りがあるのですが少し高いので軒先と同じものを使用しました。(先人のDIYerの方々も自作したり、軒先水切り使っておられる人が多かったです。)

長さがケラバは水切りの長さが足りなかったので勾配の下側が下に入るように足りない分だけ継ぎ足してます。

ちなみに写真の左の方に写ってますが、物置の後ろ側はルーフィングを垂下げて水切り代わりにしました。

角はこんな感じです。気になったらもう少し見た目を良くしよう。取り合えず、今はいいや。

先日の雨でもちゃんと機能していたので、これで良しとします♪

簡単な原理なんですが、本当にこういうことを考えた人はすごいと思う。DIYをやっていると尚更に。

屋根材を葺く

水切りが無事に取り付けられたら屋根材を葺いて屋根の完成です。とその前に。

屋根材選び

あまり、日本の住宅には使われないですが、DIYでは非常に多くの方が使用しているのがアスファルトシングルです。

シート状の表面がアスファルトみたいな屋根材で、専用の接着剤(シングルセメント)と釘(シングル釘)で屋根の下地にとめて完成です。

リーマン70は、安直に「これでいいやん!」と思っていましたが、調べている時に問題発覚・・・

リーマン70リーマン70

必要勾配が3寸5分・・・何これ打率?

いや、これ勾配って屋根の角度やんな?

調べてみると約1m進んだら35cm上がる勾配で約19度のこと

リーマン70リーマン70

・・・いや、ほとんどフラット屋根だべ。

我が家の窓制約で高さ制限があり、嫁をちょろまかしてまで稼ごうとした高さがここに来て裏目に。(何のこと?と思ったらこの記事の「おまけ」参照→こちら)

で、ひたすらリカバリー策のため調べました。

ガルバリウム鋼板

実は我が家の屋根材これです。

ハウスメーカーとの打ち合わせの時にもこの屋根材なら、かなりフラットにできます。と、言ってもらっていたので検討したのですが、屋根材と屋根材を繋ぎ合わせるのに専用の工具が必要だったり、下手に扱って傷つけると錆びる原因になったりとあまり素人が扱える感じがしなかったので断念。(新しい素材で非常にいいのは調べてわかりましたので、我が家としては安心)

オンデュリン

フランス製の波板で天然繊維でできており軽くて且つおフランスだけあってお洒落な色合いが多いです。

これいいなと思いつつ施工方法を調べるとトタン屋根と同じく釘で固定するとのこと。(まぁそうやわな)

ここで、気付いたのが我が家の屋根の下地合板は9mmしかないので屋根材固定するような釘は打てない・・・垂木は狭めに入っているが波板の間隔にちゃんと合うかわからん!うーん。

結局、釘を打たなければいけない工法に今の屋根下地では無理があることに気づきました。どうしたものか。

そこで、原点に立ち戻ってアスファルトシングルです。

更に調べたら最近では、釘を打つともちろん下のルーフィングを打ち抜くわけで、それにより防水性が低下することから特殊な接着剤で貼り付けて釘を打たない工法もあるとか。

で、必殺<現場監督に電話>発動!

リーマン70「どうも~お世話になってます!」

現場監督「どうも。どうしました?」

リーマン70「すみません。いつものDIYの相談です。」

現場監督「やってますね~。」

リーマン70「実は屋根材なんですが、あの物置の角度でアスファルトシングルって水たまってしまいますかね?先日の雨の後、ルーフィングは湿ってる程度だったんですが・・・」(って言えばわかってもらえるのがありがたい)

現場監督「あっじゃあ大丈夫ですよ。屋根の面積が小さいからルーフィングで雨漏りしてないなら。もちろん、経年劣化はありますが。」

リーマン70「なるほど。あと、釘で止めないとダメですか?」

現場監督「シングルはめくれると困るので打ちますが、あそこなら風も吹き込まないので多めに接着剤つければ充分ですよ。」

リーマン70「そうですか!いつもありがとうございます。助かりました。」

と言うことでアスファルトシングルを接着剤だけで止めることに決定しました。

色々、調べれば工法などは載っていますが何で必要なのかをちゃんと知ると要らないものを省けるいい教訓になりました。(行き当たりばったりでここまで作ったせいですがw)

前振り長々と失礼しましたが、本当に1週間調べに調べて出した結論ですのでご勘弁を。

アスファルトシングルですが、よくネットで検索すると出てくるのがシート状になってる物ですが近くのホームセンターには在庫がないとのこと。そこまで流通している製品ではないので必ず事前に電話して在庫確認することをオススメします。もしくは必要数量を計算して通販ですね。

少し離れたホームセンターにロール状のものならあるとのことなので、「ロール状?」と思いながらも見に行くことに。

そこにあったのがこれ。確かにロール状だけどアスファルトシングルでした。その場でスマホで検索して問題ないことを確認。

こいつをシングルセメント(接着剤)で固定していきます。本当はスターターと言って一番下に400mm程の幅で貼るのですが、既に基本に則っていない事と勾配が無いのに段差をこれ以上付けたくなかったので屋根の幅に切って(カッターナイフで切れます)貼りました。

屋根が小さいので3枚貼って終了。(シート状貼るより随分楽だったんじゃないんだろうかw)

以上、今回の作業はここまで。ロール状のアスファルトシングルを使用することになって不安もありましたが、結構シンプルに仕上がって満足♪

作業よりも屋根材の話ばかりになってしまいましたが、少しでも参考になればと思います。(作業が基本に忠実じゃないとのクレームは受け付けませんw)

次回は、扉の取り付けをお送りします。お楽しみに♪

ではでは。リーマン70でした。